本セッションについて
関数型プログラミング(FP)を学んでも、実務での活用方法に悩む方は少なくありません。純粋関数、イミュータブルな値、モナドなどの概念を、具体的なコードにどう落とし込んでいくかが明確でない場合が多いからです。
そこで本セッションでは、Dmitrii Kovanikov氏の提唱する5つの原則を「契約による設計」の視点で再構成し、TypeScriptによる実装例と利点を解説します。
加えて、当社が開発しているAPIゲートウェイを題材に、これらの原則を戦術的DDDに基づくレイヤードアーキテクチャと統合する例もご紹介します。バックエンド開発におけるコードの信頼性と保守性の両立を目指すだけでなく、状態管理の複雑なフロントエンド開発でも応用可能な設計手法をお話しします。